桜のような僕の恋人を読んで|レビュー

こんにちわ、フリーランスブロガーのich(いち)です!

もうすっかり肌寒くなって、秋を予感させる季節になりましたね・・・!

秋といえば・・・「食欲の秋!」とか「芸術の秋!」なんて言いますが、

私がおすすめする秋の過ごし方は、ズバリ・・・

そう!読書!!!

読書の秋!ですよ!!!みなさん!!!

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読書は自分の感性を高めてくれる

読書って、基本的に静かな環境で、自分一人の世界で読むって人が多いはず・・・

わたしも例外なくそれでして、読書をしてる時間って、本当に誰にも邪魔されず自分の世界に入り込めるんですよね。

だから、それまで感じていた雑音や隣の人の気配や時間の流れなんかも忘れて、本を読む間はずっとそれに没頭できる。

私は何より読書のその空間が好きだし、邪念を捨てて自分と対等に向き合うには、一番手っ取り早くていい方法だなって思っています。

読む本はなにがおすすめ?

自己啓発本や、よりよいライティングの方法、ブログで稼ぐ方法・・・などの、「自分にとってタメになる本」も大事なのですが、私がオススメしたいのはなにより小説です。

小説って、自分の普段思い描いている世界とは、違う住人になれるんですよね。

つまり、他人の人生を歩んでる感覚になれる。

バリバリの青春恋愛を描いた作品なら、自分がいくつになって読んでも、読んでいる瞬間だけは、その主人公と同じ年齢に戻ることができるし、自分がまだやったことのない体験や、行ったことのない場所であっても、小説を読んでいる間だけは、そこを自由に経験することができる、素晴らしいモノだと思っています。

だからこそ、小説は今でもたくさんの人に愛され、読まれ続けているのではないでしょうか。

秋の夜長に読みたいおすすめ小説:「桜のような僕の恋人」

さて、そんな読書の秋におすすめしたい小説が、こちら。

桜のような僕の恋人」です。(え、秋、あき、どこいった・・・・)←

この本は2017年2月に発売され、なんと10万部売れている大ヒット小説なのですが、それもそのはず・・・

この小説を書いたのは、あの「主に泣いてます」「信長協奏曲」などの脚本を執筆した宇山圭佑さんなのです!!!!

補足

脚本家:宇山佳佑

1983年生まれ。神奈川県出身。脚本家。

ドラマ「スイッチガール」「主に泣いてます」「信長協奏曲」などの脚本を執筆する。

著書に「ガールズ・ステップ」がある。

小説家として2015年に書き下ろしたガールズステップは映画化もされ、今一番「ノリに乗っている」脚本家といっても過言ではない宇山圭佑さんの第二作品目の小説。

面白くないわけがないのだろうけど、中身はコテコテの恋愛もの・・・ということで、まあよくある純愛ものかなーと、最初はややストーリー展開を予想しつつ、作品を開きました。

美容師の美咲に恋をした晴人。彼女に認めてもらいたい一心で、一度は諦めたカメラマンの夢を再び目指すことに。そんな晴人に美咲も惹かれ、やがて二人は恋人同士になる。しかし、幸せな時間は長くは続かなかった。美咲は、人の何十倍もの早さで年老いる難病を発症してしまったのだった。老婆になっていく姿を晴人にだけは見せたくないと悩む美咲は…。桜のように儚く美しい恋の物語。

(以下、あらすじBOOK」データベースより(Amazon 

女性としての「美しさ」について考えさせられる作品

この物語は、あらすじからもわかる通り、ベタベタの恋愛ストーリ、であることは間違いありません。

でも、主人公の彼女であるヒロイン美咲がかかる難病「ファストフォワード症候群」この病気に関して言えば、

女性としての美しさとはなんであるか?を、今一度自分の中で、深く問いただしてしまう瞬間が、作品の中で、幾度となくありました。

まだ23歳という若さの彼女が、実際の何倍ものスピードで歳を取っていく・・・。

自分の元の外見とはかけ離れたその姿に、絶望し、嘆き、そして、大好きな彼を思い浮かべながら途方にくれるシーンには、なんとも言えない感情がこみ上げてきます。

ミイラのように水分を無くした顔。落ち窪んだ眼窩、光をなくした瞳、シワだらけの肌は木の皮のように今にも剥がれ落ちそうだった。ガラスの中の自分は人間というより痩せこけたネズミのような醜い生き物にみえた。

 

春人君、きみが好きだって言ってくれたあの荒れた手は、もうなくなっちゃったよ。こんなにしわしわで、こんなに醜い手になっちゃったよ・・・

女性にとって、若さとは武器だという固定概念は昔から当たり前にあるような気がします。

周りにもてはやされ、着たい服を選ぶことも、肌の露出をきにすることもないまま、自由奔放に振る舞えるのは、「若さ」があってこそなのだと、私も最近、年齢を重ねるにつれ、実感することが増えてきました。

その若さが、もしも人の数倍のスピードで失われるとしたら、あなたは一体なにを思いますか?

外見の良し悪しは、少なからず、男性よりも女性の方が恩恵を受けやすいし、誰だって今の自分よりも、もう少し若く、可愛い女性のままでいたいと思うのは当然のことで、それはきっと、この作品に出てくる美咲だって同じ思いだったはず。

まだ23歳という年齢で、その若さを失うことになる自分と向き合っていかなければならない病気・・・

そんな美咲の心中を思うと、胸がぎゅうっと締め付けられてたまりませんでした。

人を好きになるということの尊さに改めて心が動く

これは、文中に散りばめられた一小節の中でも特に私のこころに響いたことばを抜粋したものです。

もともと、主人公である春人が美咲に一目惚れをしたところから、ふたりの物語は始まるのですが、

最初はそっけない態度ばかりとられる春人が、美咲のことを本心から思い、デートに誘ったり、告白をするシーンや、

そんな春人のまっすぐに「人を好きになる」という姿勢に、読んでいるこちらも胸を打たれる場面が多々ありました。

恋愛をすればするほど、私たちは臆病になる生き物だな、と思います。

相手のことを想うあまりに、言いたいことが言えなかったり、

相手が好きだからこそ、考え込んでしまったり、悩んでしまったり・・・

病気という障害を間に挟みながら、そんな遠回りを続ける美咲と春人の姿には、

今の私たちの恋愛とさほど変わらない「リアルさ」を感じます。

でも、そんな遠回りを続けながらも、ただひとりを見つめ、想いながら過ごす二人のまっすぐな気持ちに、

改めて人を好きになるということの尊さを思い出すことができました。

その言葉ひとつひとつは、小説の中での二人の恋物語や、夢の話を脚色するために使われている言葉かもしれないけれど、どこか読む人の心を掴んで離さないのは、その言葉の中に、私たちの日常で当たり前に見過ごしていることを思い起こさせてくれるようなヒントが詰まっているからかもしれないな、とも思います。

この本を読んで、どれだけの人が、「今、当たり前にあること」を実感するだろう。

どれだけの人が、今そばにいてくれる、自分の大切な人を思い出すだろう。

いつも当たり前に思っている日常、風景、時間が、一度なくなってしまえば、色褪せて見えること。

外見ばかり、鏡ばかり見ている普段の私たちが、一番大切にしなきゃいけないことは、その中にはないこと。

毎日めまぐるしく回る生活の中で、そんな、ふとした瞬間を思い出させてくれるのは、

いつだってこんな素敵な愛の物語なのかもしれないですね。

眠れない夜には本を読もう

私は春と秋、そして、夏から秋に変わる今の瞬間が、四季の中で一番好きな時間です。

今までより太陽が早くおちるようになって、少しだけ長くなった夜の時間に、一ページ、また一ページと本をめくる。

その物語は、現実世界では全然ありえないようなことが書いてあるかもしれない。

でも、他人の人生を想像して歩いてみるからこそ、わかることがあったりする。

読書は、自分の頭の中の思考をリセットしてくれる魔法のような役割があるな、と本気で思うんです。

眠れない夜には本を読もう。

秋の夜長のお供に、「桜のような僕の恋人」をおすすめします。

桜を見ると思い出す。どれだけ時間が流れてもやっぱりどうしようもなく君を想ってしまうんだ。

 

美咲、僕は何もしてあげられなかったね。その苦しみに気づくことも、悲しみから救うことも、

 

なにもできなかったんだ。僕がこれからできることといえば、君を忘れずに生きていく、それだけなんだ。

 

だから美咲、僕はこれからも桜を見るたび思い出すよ。

 

ほんのわずかな間しか美しく咲くことのできなかった・・・・

 

桜のような恋人の君を。

 

 


 

▼追記

ich
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ABOUTこの記事をかいた人

鳥取県出身。自称:こじらせ女子なエステティシャン 人生、恋愛、仕事に悩むすべての「こじらせ女子」に向けた情報発信を得意とし、女の子が自己発信で幸せになれる社会を目指しています。現在はブロガー✖️YouTuberとして、メディア関連の露出も視野に活動中。 ブロガー女子に向けたコミュニティサロン「style」を運営しながら、ブログで人生を豊かにできる女の子を増やしたいと考えています。